『鬼母』〜小さな光が消えるとき〜
誰もいない園長室に入り、しーんとした中
先生が話を切り出した。
「最近、芽唯ちゃんの体に、痣が頻繁にできてるから、どうしたのかな…って、…お母さん?」
先生はあたしが、虐待していると、思ってる
「それに、お母さんと芽唯ちゃんの関係も、なんだか…ぎこちなくて。
もし、あたしの思い違いなら失礼な事言ってごめんなさい。ちょっと、気になったものだから」
芽唯は、幸せだね‥
心配してくれる人がいて。
あたしには、いないっていうのに。