応援団長の恋するチョコレート
俺は
観客席に残る

全員が帰ったら
最後に俺が
立ちあがる

疲れて動けなくなっている


と、言われればそうかもしれない


だが
違う


俺の舞台だ

最後まで
目にやきつけておきたい

俺が
叫んだ場所だから

俺の声が
響いた場所だから





その余韻を
味わっていたい

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