社会人と女子高生2
返ってきた返事は純らしいものだった。


でも…みんな進路のこと、考えてたんだね…。


「でも進路決まんないって…由香里、確か夢あったじゃん。あれはどうしたんだよ?」


そう…純の言う通り、私には夢があった。


でも難しいと考えて諦めた。


「…諦めた。別の仕事にしようと思って…。」


「そっか…。由香里ならすぐに決まるって!」


そんな話をしてたら、降りる駅に着いた。


「じゃあまたね。」


「えっ?由香里…これから行くところあるのか?」


「あぁ…純には言ってなかったっけ。私、浅賀さんの家に住んでるの。」


純なら問題ないと思って話した。
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