社会人と女子高生2
何をするわけでもなくぼーっと過ごす。


気付けば日はすでに落ちて、部屋は暗くなっていた。


携帯をふと手に取る。


浅賀さんに電話しようか…悩んだけどやめた…。


声を聞くとすぐに会いたくなる…。


悩んだ末、電話をせずメールを送る。


『仕事どう?北海道は寒いから、風邪引かないでね。』


長くないメールを送信して、携帯を閉じる。


夕ご飯を簡単に済ませて、シャワーを浴びる。


シャワーの音がやけに寂しさを募らせる。


シャワーでごまかすように、そっと泣いた…。


それから寝室に行き、早く眠ろうとベッドに入る。
< 118 / 268 >

この作品をシェア

pagetop