社会人と女子高生2
1人で眠るには広いベッド。


毎日あるはずの体温が今日はない…。


朝まで温かかったベッドは、すでに冷めて存在を感じることさえできない。


…今までは、両親が仕事で家にいなくても、寂しさを感じることはあまりなかった。


政樹もいたし、慣れていたから、そんな寂しくなかった…。


でも今は…浅賀さんといる日常に慣れたせいか…。


1人でいるのが、ものすごく寂しい…。


1週間が長いよ…。


ベッドに俯せで寝ていると、携帯にメールを知らせる着メロが鳴った。


私が1番気に入ってるラブソング。


携帯のディスプレイには『浅賀亮(ハート)』と表示されている。
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