社会人と女子高生2
携帯を開いてメールを見た。


『メール遅くなってごめん。仕事はたった今終わったよ。風邪は引いてないよ。由香里こそ、風邪引かないように温かくして寝ろよ!』


と、返ってきた。


仕事で忙しいのに、メールを読んでくれたのが嬉しかった…。


仕事で疲れてるのに、メールを返してくれたのが嬉しかった…。


だから、わがままなんて言えない…。


寂しいのだって我慢できる…。


でも…今日は我慢出来そうもない…。


その日…浅賀さんの香りがするベッドで、枕を濡らした…。


それから数日。


里美と依子が私のために誕生日パーティーを開いてくれた。
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