社会人と女子高生2
私が欲しかった物が、浅賀さんの努力で、よけいに嬉しくなった…。


嬉しくて涙が出た。


そんな私を見て、浅賀さんは慌てた。


「ど、どうした…?それ…いらなかった…?」


「ううん…そんなにまで探してくれて…嬉しかった…。」


「…そっか。そんなに喜んでくれるなんて思ってなかったから…良かったよ。」


そう言いながら涙を流す私の頭をなでる。


浅賀さんの手は温かかった。


そうして私の誕生日は幸せに終わった。


でも…そんな幸せはすぐに不安に変わることになる…。
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