社会人と女子高生2
ある日の放課後。


私は今、ファーストフード店にいる。


「由香里、そんな膨れっ面しないの!」


「誰のせいだと思ってるの…!」


そして現在の心境は、お怒りモードに入ってる。


なぜかと言えば、それは…数分前に遡る。


―――


急いで帰ろうとした時、壁が立ち塞がる。


目の前には里美と依子の姿…。


「由香里、浅賀さんと少しでも一緒にいたいって気持ち、わかるけど、たまには私達に付き合いなさいよ!」


「えっ?いつも付き合ってるじゃない。」


「由香里、毎日マンションに急いで帰ってるじゃない。夏から放課後、付き合った試し、あるの?」
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