社会人と女子高生2
相変わらず話すことは恋バナ。


里美はようやく仲直りして、うまくやっているらしい。


依子は、彼氏が持っていた合格祈願のお守りを貰ったらしく、喜んでいた。


私から見れば、2人のほうが、幸せボケしてる気がする…。


話に盛り上がって、気付けば日は暮れていた。


食べ終わったし、明日も学校があるということで、帰ることにした。


3人で話ながら帰ってると、依子が何か慌てて言った。


「ちょ、ちょっと…あれ!!」


依子は道路を挟んで反対側の歩道を指を差した。


里美が指差された方向を見て、何かを私に見せないように目に手をあてられた。
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