社会人と女子高生2
ドアは鍵が掛かっていた。


浅賀さんはまだ、帰ってきていないみたいだった。


少しホッとした。


どんな顔して話せるか、わかんなかったから…。


ご飯を食べて、シャワーを浴びる。


シャワーと一緒に、先程見た光景を洗い流すように忘れることにした。


早めにベッドに入り、うとうとし始めた。


しばらくしてだろうか…浅賀さんが帰ってきた。


ついさっきの光景が頭を過ぎる。


聞けば理由はわかるんだけど…。


怖くて聞けなかった…。


寝たふりをした。


それがいつの間にか本当に眠っていて、気付けば朝だった。


隣に浅賀さんはいなかった。
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