社会人と女子高生2
テーブルには浅賀さんが書いたメモが置かれていた。


『朝一の電車に乗ります。今日も残業だから、早く寝てていいよ。』


と書いてあった。


会いづらい気持ちはあったけど…。


すれ違っているようで、悲しかった…。


学校に行っても勉強どころではなく、悶々としたまま、家へと帰る日が続いた。


勇気を出して浅賀さんに聞こうとしたけど…。


仕事が終わらないみたいで、顔さえ見れない日が続いた。


不安はあるけど、それでも浅賀さんを信じていた。


きっと何か理由があるんだ…って。


でも…その思いは儚くも脆く崩れ去る…。
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