社会人と女子高生2
でも…すべてが今日判明する…。


すぐに…わかる。


焦りからか、時間がやけに長く感じる…。


そして夜の8時過ぎに、玄関の向こうから足音と話し声が聞こえた。


玄関に向かうと、いきなり扉が開いて、誰かが私に抱き着いた。


「あなたが由香里ちゃんね〜!会いたかった〜!!」


なぜ…私の名前を知ってるんだろ…。


それに…この人、どこかで見たことある気がする…。


「…咲希!由香里が困ってるだろ。」


後ろにいた浅賀さんが、間に入って私と女性を引き離した。


…あれ…?浅賀さん今…。


この人のこと…“さき”って呼んだ…?
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