社会人と女子高生2
「意地っ張りなんだから…。少しは素直になったら…?」


「素直だし、意地っ張りじゃないもん!」


って、意地張っちゃった。


依子と話してたら気持ちが軽くなった。


美味しいケーキも食べれたし、すごく満足した。


ケーキを完食して、紅茶を飲み終えて会計を済ませて店を出る。


家までの道のりも話しながら帰る。


「由香里。毎回言うけど、甘えることも大事だからね!」


「私は…。」


「『私はすごく甘えてる』なんて台詞は、もう聞き飽きてるから。」


依子に先手を打たれてしまった。


…その台詞、言おうとしてたのに…。
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