社会人と女子高生2
10年ぶりに会った伊藤は、ワイルドになっていた。


「浅賀、今モテてるんじゃないか?」


「んなわけないだろ!」


そう言う島本の方がモテるだろ。


クールというか…腹黒いオーラが漂ってる…。


「それよりお前ら、今なんの仕事してるんだ?」


「俺は最初、広告代理店に勤めてたんだけど…今は、運搬業だよ。」


「それって力仕事だったりするんじゃないのか?」


「そうだよ。ダンボール箱見飽きるぐらいの量だよ。1番辛いのは、夜中にトラック運転してることだよ。ホント疲れるよ。」


伊藤はそう言っていたが、やり甲斐のある仕事に熱意を持っているようだった。
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