社会人と女子高生2
「…こいつは谷口由香里。」


「は、はじめまして。」


「どうも。由香里ちゃん、ここには泊まりに来てるの?」


「あ、いえ…同棲です…。」


「へ、同棲!?…マジ…?」


浅賀さんは、私の代わりに話してくれた。


「大まじめ!今年の夏からだよ。…本当は高校卒業してからのつもりだったんだけど、俺達もいろいろあってさ。」


本当にいろいろあった。


きっと、私達ほど平凡な幸せを望んでる人はいない…ってくらい。


でも…同棲が早まったこと、すごく嬉しかった…。


少しでも同じ時間を過ごせるのが、とても幸せだから…。
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