社会人と女子高生2
浅賀さんがプレゼントを、悩みながら買う様子が思い浮かぶ。


「ごめんね…私、プレゼント用意してなくて…。」


「いや、いいんだよ。俺がプレゼントしたかったんだから。それに…。」


「それに…?」


「プレゼント喜んでくれて嬉しいから。…俺には由香里の笑顔が、最高のプレゼントだよ。」


私の顔を両手で挟みながら浅賀さんは言った。


「あ、浅賀さん…。」


赤くなる私をさらに赤くさせるかのように、浅賀さんは私を抱きしめた。


「寂しいのは由香里だけじゃない…。…俺だって会社にいる時、仕事放り投げて由香里に会いに行きたいと思ってるんだよ。」
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