社会人と女子高生2
浅賀さんが思いを語った。


ホント…私と浅賀さんって、考えてること同じだよ。


いつも私は、教室の窓から見る空を見ては…。


“浅賀さんのところに飛んで行けたらいいのに”って思ってる…。


そして、しばらくの沈黙が流れたあと…。


私達は唇を重ねた…。


ベランダに流れる冷たい風が、私達の熱くなる体温と混ざってちょうどいい。


唇を離して、またすぐに重ねる。


長い口付けのあと、ゆっくりと唇が離れる。


「…浅賀さん…プレゼント用意出来なかった分、私に出来ることなら、なんでもするよ…!」


浅賀さんからはいつも貰ってばかりだから…。
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