社会人と女子高生2
「なんだそりゃ。でもやっぱり…名前で呼んでほしい。征治とかは“征治さん”って名前で呼んでるのに…彼氏の俺が苗字って、なんか妬ける。」


そう言う浅賀さんは、少し拗ねた顔をした。


アルコールが回っているせいか、いつもの浅賀さんとは少し違っていた。


違う一面が見れて嬉しい。


「浅賀さんもやきもち妬くんだね!」


「当たり前だろ…!俺だって人間だぞ。とにかく、名前で呼んでみて。」


「り、りょ…う…。」


「う〜ん、たどたどしいな…。まぁ、少しずつ慣れてくれれば嬉しいかな。」


「…やっぱり、恥ずかしい…。」


名前で呼ぶのはすごく照れる。
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