社会人と女子高生2
そんな独り言のようにつぶやいた言葉を、浅賀さんは聞き逃さなかった。


「そういや〜由香里、俺が初彼だっけ…。Wデートとか憧れてた?」


「うん!すっごく憧れてた!!みんな彼氏いたから、すごくうらやましかったよ。」


「でも…告白されたりとかはあるだろ…?」


少し膨れたような顔をしながら言う浅賀さん。


そんな浅賀さんを見て、昨日よりも好きになった。


日にちが変わるたび、どんどん浅賀さんを好きになっていく。


「告白された事ないよ〜!告白されたのは駅前のカフェで浅賀さんと会った、あの時だけだよ!」


ホントに告白されたことがない。
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