社会人と女子高生2
「どういたしまして。じゃあ俺も。」


浅賀さんも携帯に水色のイルカのストラップをつけた。


「これで、いいか?」


「うん!恋人同士って感じ!!」


「感じじゃなくて、恋人同士だけどな。でも…。」


少し俯いて、手で顔を覆う浅賀さん。


「でも…?」


「こういうのって、恥ずかしいな…男の俺がイルカのストラップ…。しかも、彼女とお揃い感をかもしだしてるし…。」


浅賀さんの手のすき間から見えた顔は、少し赤かった。


ふふっ…浅賀さん照れてる…。


男だけど…“カワイイ”って思っちゃった。


母性本能をくすぐるって、こういうことなんだろうなぁ…。
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