社会人と女子高生2
でも朝ごはん作らなくちゃいけないから、重い体を引きずって、ベッドから出た。


やっとの思いでキッチンに立つ。


熱が回っているみたいでフラフラする。


材料を取り出そうと、冷蔵庫のドアを開けようとした。


その時、体に力が思うように入らず、バランスを崩した。


床が目の前に迫る。


『もう…ダメ…。』


そう思った瞬間、何かにもたれ掛かった。


「っと、危ない。」


私の体を支えてくれたのは、浅賀さんだった。


そういや…どこかで同じような体験した気がする…。


どこだっけ…。


「浅…賀…さん…なんで…まだ寝てるんじゃ…。」
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