社会人と女子高生2
通された部屋は、いかにもって感じの、ドラマで見るような和室だった。


よくドラマなんかで、娘の父親が結婚を反対するシーンに使われてそうな部屋。


…今回の場合は逆の立場なんだけど。


うはぁ〜緊張する…。


そんな私の隣にいる浅賀さんはというと…いたって普通。


私は認めてもらえるかな…。


…そして数分後、浅賀さんのお父さんが部屋に来た。


「遅れて申し訳ない。君が…由香里さんか?」


「あ、はい…!谷口由香里です。お忙しい中、すみません。」


緊張して思うように喋れない。


だって…お父さん、厳しそうなんだもん。
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