社会人と女子高生2
でも、短所っていうより…直してほしいっていうか…。


頼りないけど、“私を頼ってほしい”っていう願望…かもしれない。


「少しは私を頼ってほしいな…って思っているんですけど…その…。」


浅賀さんのお母さんに、素直に話す。


でも…短所とか言うべきじゃなかったかもしれない。


そう思い俯いた。


すると、吹き出すような笑い声が聞こえた。


「アハハ!由香里ちゃん!!別に今のはテストとかそんなんじゃないから!!」


「…へっ?」


思わず気の抜けた返事になってしまった。


「逆に素直に言ってくれた方が良かったくらいよ!」
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