社会人と女子高生2
「浅賀さんの御祖父様…。」


「そう。その御祖父様はこの辺りでは有名な地主…今でいうと不動産になるかしら。そういうのを生業としていたの。だからこの家が立派なのよ。」


家が立派なのは御祖父様の仕事のおかげだったのか…。


「でも旦那は、普通のサラリーマンだから、家だけが豪華になってるわけなの。」


「お父様、サラリーマンなんですか!?」


御祖父様のあとを継いでいるものだと思っていた。


「そうよ。以外でしょ?あんな顔だものね。」


笑いながら答える浅賀さんのお母さん。


「いやっ…あの…。」


「大丈夫よ!私も最初、旦那が怖かったんだから!」
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