社会人と女子高生2
私が…浅賀さんにプロポーズされたら…。


私もきっと…泣いているかもしれない。


女の子にとってプロポーズは、なによりも嬉しい宝物だと思うから…。


…そして浅賀さんは話を続けた。


「まぁ…ここに連れて来た1番の理由は、別にあるんだが…。それに由香里、もうすぐ入試だろ?合格してほしいからさ。スノードロップの花言葉が、お守り代わりになるかなって。」


そう…もうすぐ短大の入試がある。


勉強してはいるけど、不安は隠せない。


っていうか…。


初詣での時、合格祈願じゃなくて、別な願い事を頼んじゃったし…。


頼みの綱は自分の力だけ。
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