社会人と女子高生2
そこにいたのは里美だった。


里美の隣には同い年の彼氏もいた。


「…里美、どうしたの?」


「どうしたのって…そりゃこっちの台詞よ!…もしかしてこの人が…。」


そう言いながら里美は浅賀さんを見る。


「そうだよ!この人が浅賀さん。」


里美達に浅賀さんを紹介する。


家族以外に紹介したのは初めてだから、少しドキドキした。


「浅賀です。由香里からはいつも聞いてます。…噂の時、由香里を支えてくれてありがとう。」


「いいえ。当たり前の事ですから!」


そんな会話をする2人は、私の保護者のようだった。


…2人とも、本当にお世話かけます。
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