社会人と女子高生2
ドキドキしながら待っていると、浅賀さんからメールがきた。


『仕事終わったから、今から迎えに行く。』


必要事項しか書いていない、絵文字もないメール。


でも私には短いラブレターだった…。


…恋って不思議。


普通の事がものすごく幸せに感じるんだから…。


しばらくすると浅賀さんの車が来た。


「ごめん、待たせた。」


「大丈夫だよ!」


車のドアを開け、助手席に乗り込む。


いまさらだけど…車って結構な密室…。


手が届く距離に浅賀さんがいる…。


自分の心臓の音が大きく聞こえる。
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