社会人と女子高生2
マンションに着き、エレベーターに乗る。


エレベーターの密室も結構緊張する。


もちろんマンションだって例外じゃない。


ここで近い将来一緒に暮らすと思うと、期待に胸が膨らむ。


浅賀さんと一緒ならどこだって幸せ。


エレベーターから降りて浅賀さんが家の鍵を開ける。

部屋に入ると浅賀さんが私が持っていた袋に目をとめる。


「…その袋何?」


「材料だよ!料理作ろうと思って。ご飯まだでしょ?」


「ああ。でも…なんで?」


「今日、浅賀さんの誕生日でしょ?だから頑張って作ろうと思って。」
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