社会人と女子高生2
…気付けば眠っていて、目を覚ました。


時計を見たら、夜中の1時だった。


俺の腕枕で眠る由香里。


幸せそうに、静かな寝息を立てている。


それを見て顔が綻ぶ。


…毎日が楽しいことばかりとは限らない。


きっと辛いこと、悲しいこと…。


まだ体験したことのないこと…。


数え切れない出来事がいっぱい待ってるはずだ…。


それでも今は…。


由香里とこうしてゆっくり幸せな時間を過ごせているから。


今は他に何も望まない。


由香里が隣にいてくれれば…。


それだけでいい。


由香里を眺めながら、また眠りについた…。
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