社会人と女子高生2
バレたら即刻処分…ってこと。


そんな不安を少しかかえつつ、いつも帰っている。


夕方でいつもより少し遅めの時間。


マンションに着き、部屋の鍵を差し込んだ時、異変に気付いた。


『…あれ…今…鍵が…。』


鍵を回しても開いたという感じがない。


…ってことは…鍵は開いていたことになる。


血の気が引くとは、まさにこのこと。


朝、浅賀さんと一緒に出た時はちゃんと鍵をかけた。


ってことは…まさか…。


『泥棒!?』


パニックになる頭をなんとか落ち着かせるために、ドアの前で深呼吸をする。


『…すぅ…はぁぁぁ…よし!』
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