社会人と女子高生2
その時、玄関のドアが勢いよく開いた。


「…征治!泊まるならいつも連絡は早めに…って、由香里帰ってたのか。中入れよ。」


リビングのドアのところに立ち尽くしたままだった。


リビングに入り、ソファーに座る。


「兄貴、こいつ誰?」


「名前は谷口由香里。俺の彼女で、同棲中。」


「…はぁ!?聞いてないんだけど!!」


「言ってないんだから当たり前だろ。…それに連絡もなしに突然来る、お前が悪い。」


「さっきメールしたじゃねぇか!」


「さっきじゃ遅い!慌てて会社出て来てみれば、由香里と鉢合わせしてるし…。」


「あはは…。」
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