社会人と女子高生2
「あ…仕事抜けてきたんだった…。由香里、今日残業になりそうだから、先に寝てていいから。征治は…まぁ適当に。」


「弟の扱い、悪くないか!?」


そう言い合って浅賀さんは会社へと向かった。


私は浅賀さんの弟さんと2人きりになってしまった。


き、気まずい…。


こういうとき、何を話したら…。


頭をフル回転させている時、弟さんが話しかけてくれた。


「由香里ちゃんだっけ…服を見る限り高校生だよね…。兄貴とどこで出会ったの?」


…と、出会いから今までのいきさつを話した。


弟さんは茶髪だから、見た目悪そうだ…って勝手に思ってたけど…。
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