社会人と女子高生2
告白は彼女からで、自分まで緊張するくらいの、おどおどした告白だった。


そんな少女とは、2年程続いた。


別れの瞬間は、本当に突然だった…。


放課後、誰もいない廊下での彼女からの言葉は…。


『浅賀君といるの…楽しかったけど、辛かった…。』


彼女はどうやら俺と付き合ってたせいで、いじめにあっていたらしい。


彼女が続けて言った台詞は…。


『それで…私の事を慰めてくれる人がいて…私…その人の事が好きなの…だから…。』


夕日に照らされた廊下がやけに眩しく感じた…。


『…別れて下さい…。』


俺は本気で惚れていた。
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