社会人と女子高生2
頭が鈍器で殴られたような衝撃だった…。


“俺といるのが辛い”


…その言葉がまるで針のように胸を突き刺す。


後日、その子に対するいじめはなくなったらしい。


それまで減っていた手紙は、別れた噂を聞き付けて、下駄箱の手紙は増えた…。


しまいには俺の教科書やノートが無くなっていた…。


「いや〜愛の力は凄まじいな…。」


「…伊藤…お前はなんでいつもそう悠長なんだ…。」


「…でも…さすがにこれは犯罪だな…。浅賀…新しい彼女作ったら、状況変わるんじゃないか?」


「そう言われてもな…。」


彼女なんて簡単に出来るものではないし…。
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