社会人と女子高生2
一通り、付き合っていた経歴を話し終える。


それまで黙っていた由香里は口を開いた。


「…私は、別の人なんていらないよ…!私は浅賀さんだけだから…。」


「…由香里…。」


過去の話を聞いた由香里は、ショックこそ受けていたが、俺を気遣かう。


そんな由香里の優しさが身に染みた。


「でも…同窓会で女の人に色目使わないでね!」


「色目ってなんだよ。」


笑いながらまたアルバムをめくった。


するとその中の写真を指さして由香里が声を出した。


「浅賀さん、この人が伊藤さん?浅賀さんといつも一緒にいるね。あと…この人も。」
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