社会人と女子高生2
ズボンにあったはずのベルト…。
締めてあったはずのネクタイ…。
着ていたはずのブレザー…。
ワイシャツのボタン…。


…肌寒さが残る季節に、それらすべてが剥ぎ取られた。


「浅賀はコアなファンが多いから。」


「そうそう。モテてよかったじゃん。」


「お前ら…人事だと思って…。まったく…とんでもない卒業式になったよ…。」


結局、はだけた姿のまま帰る羽目になり…。


周りからは変な目で見られた。


地味に過ごそうと決意した瞬間だった…。
―――


そんな感じで、よく3人で過ごしていた。


性格みんな違うのに、よくここまで続いたよ…。
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