社会人と女子高生2
「あいつらのおかげで、とんだとばっちりを受ける事が多かったんだ。」


「とばっちり…?」


そう…とばっちり。


―――
高校3年間は放課後なんかよく走り回っていた…。


ビリになった奴は“ジュースおごり”なんかを賭けてた。


それならまだいい。


ある日…その辺の空き地で野球なんかしてた。


「浅賀!お前の球なんか、俺が軽く打ち返してやる!」


伊藤がバッターボックスに立ち、やる気満々にバットを軽く振る。


島本はキャッチャーだが…やる気はまるで無し。


ピッチャーの俺は、振りかぶって投げた。


その球を伊藤がおもいっきり打つ。
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