社会人と女子高生2
球は大きく弧を描き、家の庭の敷地へ飛んでいった。


「俺…知らない…。浅賀が投げたボールだし。」


「打ったのお前じゃねぇか!」


…仕方なく飛んでいったボールを取りに行く。


庭を見てみたら、ボールは花壇の花を潰していた。


幸い、その家の人は優しい人で、謝ったら許してくれた。


…どうして俺は尻拭いというか…泥をかぶるような事ばかりなんだろうか…。
―――


「ホント、薄情な連中だよ…。」


「でも…なんか楽しそうだね!」


由香里はクスッと笑いながら言った。


でも…なんだかんだ言って、高校時代が1番楽しかった気がする。
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