何も言えない程、









どうしたらいいか…わからない………。




ただ悔しさと切なさともどかしさが両手でも抱えきれないほど溢れて、どうしようもなかった。










陽菜のため、



睦月のため、



真奈美のため、



田島のため。










そんなの、言い訳に過ぎなかった。







本当に守りたかったのは、


陽菜でも睦月でも真奈美でも田島でもなく、






















自分自身だった。








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