冬うらら2
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後から、電話が入るかもしれない。
電話!
そこで、はっとメイは思い出した。彼のケイタイ番号を聞いていたのだ。
急いで電話機のところに走って行く。
それから、受話器を上げて―― すぐ目に付くところに貼っている、カイトのケイタイ番号を押そうとした時。
車の音が。
車が、この家の庭に入ってきた音がしたのだ。
ゴトッ。
メイは、コードレス電話を置いた。
慌ててしまったので、少し大きな音になってしまったが、それに構っている余裕はなかった。
急いで玄関に駆けつけ、ドアを開ける。
そこには。
あっ。
メイは、緑の目を大きく見開いた。
玄関の前に、ちょうど車は止まるところだった。
運転しているのはカイトだ。
彼の視線が、自分を捕らえたのが分かる。
その瞳に、吸い込まれそうになった。
しかし、いろいろな疑問も、いま同時に分かった。
冷たい冬の朝。
家に帰ってきたカイトは―― 軽トラに乗っていたのだ。
後から、電話が入るかもしれない。
電話!
そこで、はっとメイは思い出した。彼のケイタイ番号を聞いていたのだ。
急いで電話機のところに走って行く。
それから、受話器を上げて―― すぐ目に付くところに貼っている、カイトのケイタイ番号を押そうとした時。
車の音が。
車が、この家の庭に入ってきた音がしたのだ。
ゴトッ。
メイは、コードレス電話を置いた。
慌ててしまったので、少し大きな音になってしまったが、それに構っている余裕はなかった。
急いで玄関に駆けつけ、ドアを開ける。
そこには。
あっ。
メイは、緑の目を大きく見開いた。
玄関の前に、ちょうど車は止まるところだった。
運転しているのはカイトだ。
彼の視線が、自分を捕らえたのが分かる。
その瞳に、吸い込まれそうになった。
しかし、いろいろな疑問も、いま同時に分かった。
冷たい冬の朝。
家に帰ってきたカイトは―― 軽トラに乗っていたのだ。