冬うらら2
01/22 Sat.
●35
パチッ。
自然と、目が開いた。
気になることがある時の目覚めだと、メイは自分でも知っている。
食器を洗わずに眠ってしまった時や、変なところで寝入ってしまった時。
そして、オトメ・デーの時などなど。
オトメ・デーの時は、男の人には言えないが、『朝まで安心』ではないことがあるワケで。
今が大丈夫かどうかは分からないが、身体が気になって目を覚ましてしまったのだ。
しかし、ぱちっと目を開けてみて、思い出したことがあった。
さっきの目を覚ます条件の中で、該当しているのは、一番最後のヤツだけではないということを。
そういえば。
お風呂に行ったカイトを待っている間に、意識がなくなったよう―― えー!!
目を覚ましたメイの目前には、カイトの身体があったのだ。
そうして、強い腕が彼女の身体を、抱きかかえるようにして眠っている。
朝方の、まだ起きる時間には早い暗さでも、これだけの至近距離だ。
パジャマの布地も見えるし、彼の吐息も感じた。
やだ、何で?
彼女はソファで眠ってしまったはずなのに。
ここはどう考えても、ベッドの中だ。
パチッ。
自然と、目が開いた。
気になることがある時の目覚めだと、メイは自分でも知っている。
食器を洗わずに眠ってしまった時や、変なところで寝入ってしまった時。
そして、オトメ・デーの時などなど。
オトメ・デーの時は、男の人には言えないが、『朝まで安心』ではないことがあるワケで。
今が大丈夫かどうかは分からないが、身体が気になって目を覚ましてしまったのだ。
しかし、ぱちっと目を開けてみて、思い出したことがあった。
さっきの目を覚ます条件の中で、該当しているのは、一番最後のヤツだけではないということを。
そういえば。
お風呂に行ったカイトを待っている間に、意識がなくなったよう―― えー!!
目を覚ましたメイの目前には、カイトの身体があったのだ。
そうして、強い腕が彼女の身体を、抱きかかえるようにして眠っている。
朝方の、まだ起きる時間には早い暗さでも、これだけの至近距離だ。
パジャマの布地も見えるし、彼の吐息も感じた。
やだ、何で?
彼女はソファで眠ってしまったはずなのに。
ここはどう考えても、ベッドの中だ。