冬うらら2
♪
そっと。
目を開ける。
丸メガネ。
「大丈夫か?」
水、あるで。
西部なまり。
ああ。
なーんだ。
ハナは、もう一度目を閉じた。
なーんだ、ワンコか。
お酒でほわーっとなったまま、ハナはそう呟いたつもりだったが、微かに唇を動かすだけだった。
口の中には、まだ酒の香りがいっぱい充満していて、思い通りにしゃべらせてくれないのだ。
「あたし…寝るから」
それでも、ようやくそれだけ宣言した。
「ええで…」
髪を撫でられる。
変なカンジ。
そっと。
目を開ける。
丸メガネ。
「大丈夫か?」
水、あるで。
西部なまり。
ああ。
なーんだ。
ハナは、もう一度目を閉じた。
なーんだ、ワンコか。
お酒でほわーっとなったまま、ハナはそう呟いたつもりだったが、微かに唇を動かすだけだった。
口の中には、まだ酒の香りがいっぱい充満していて、思い通りにしゃべらせてくれないのだ。
「あたし…寝るから」
それでも、ようやくそれだけ宣言した。
「ええで…」
髪を撫でられる。
変なカンジ。