12本〜手首の傷跡



神ならば


一人一人に平等な世界を与えるはずだと
民は思った。














苦しんでいる
民達は



神を憎んだ。















もう


何も信じてはいけないと
民は思った。















ウチは


神は居ないと
願った。






















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