12本〜手首の傷跡



小学生の頃は
学校、一緒だったのに話す事は少なかった。



今は
何時も一緒に居るのが当たり前になっていて、
本当に頼りになる存在。














     いいじゃん。















だけど


消えるハズの傷も、家に帰れば
増えるだけ。



ヒリヒリ
ヒリヒリ



痛んだ顔も
傷んだ傷も




よっチャンの支えがあるのに


どんどん
傷ついていく。











もう


お祖母ちゃんなんか知らない。


























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