あの頃のあたし達
「オソロの着るの楽しみだねー♪あたしますます旅行が楽しみになってきたよ。」
嬉しそうにかなが言う。
それからタオルとか買って軽くお茶してから帰った。
―旅行、どんな服装で行こうかな。―
そう思ってベッドに寝転んでると、疲れもあったのかそのまま朝まで寝てしまってた。
夢の中でなぜかあたしは知哉と付き合ってることになってて、それを見たかなが泣いてる。
目が覚めてからも意味がわからない夢だなと思った。と同時に、ちょっと知哉を意識してしまってる?って思ったりもした。
―ダメダメ!なんで意識なんかするの?かなの好きな人だよ。―
すぐに思い直した。