あの頃のあたし達
次に下に降りた時は宏明以外は揃っていた。
でも今までなんか雰囲気が違って、ぎこちない感じがした。知哉とかながしゃべってないからかな。
あたしは
「宏明は?」
って聞いたら、かなが
「まだみたい。」
って言ってくれたけど、またシーンとした雰囲気で。
この雰囲気に耐えれそうもなかったあたしは、
「宏明起こしてくる!」
そう言って、急いで宏明の部屋に行った。
―もぅ!何なのよ。―
心の中で思った。