あの頃のあたし達

次に下に降りた時は宏明以外は揃っていた。


でも今までなんか雰囲気が違って、ぎこちない感じがした。知哉とかながしゃべってないからかな。



あたしは


「宏明は?」


って聞いたら、かなが


「まだみたい。」


って言ってくれたけど、またシーンとした雰囲気で。

この雰囲気に耐えれそうもなかったあたしは、


「宏明起こしてくる!」


そう言って、急いで宏明の部屋に行った。


―もぅ!何なのよ。―


心の中で思った。



< 38 / 83 >

この作品をシェア

pagetop