あの頃のあたし達

それから学校であたしとかなはずっと一緒にいた。知哉は、あたしたちから離れて宏明とも違う友達と仲良くなって一緒にいた。


ーあの花火の時、来年もみんなでみたいと願ったけど、どうしてこうなっちゃったのだろう。ー


かなは失恋の傷が癒えないようで、相変わらず知哉を目で追っている。


…あたしも、もう知哉のことは好きじゃないって思い込もうとしたけど無理で、知哉を目で追っていた。



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