あの頃のあたし達

あたしは今、携帯を握りしめている。


何度も知哉の番号を画面に表示するけど、発信ボタンをおす勇気がなかなかでない。


何分間かそうした後、


えいっ!


あたしは勇気を出して発信ボタンをおした。



< 73 / 83 >

この作品をシェア

pagetop