あの頃のあたし達
*最終章
冬休み、あたしと知哉はお互いの時間が許す限り一緒に過ごした。
そして新年を迎え新たな学期が始まり、勇気を出して学校に向かった。
学校につくとかながいた。
いつもはかなのほうから声をかけてくるけど、今日はあたしから思いきって声をかけた。
「かな、おはよう。」
「おはよう。」
挨拶は返されたけど、そっけなかった。覚悟はしていたけど悲しい。