「「お前が…」」 (将弘&隼人)







部活が終わって携帯を返してもらい、スーパーに直行。

今日の晩ご飯の材料を買って、俺と隼人と半分子で持って次は駅に行った。
北橋から吉田までは、5つくらい先に住んでいる俺ら。


駅に着くまでにはもぅ目は重くウトウトする。
これが私立だったらもっと練習時間長くて死にそうになるんじゃないのかな。
でも寮あるからな…。


隼人のじぃちゃんの家は駅から近くてラクチン。
でも両手には錘。
マジキツイ。




「ただいま~」
「ただいま…」
もぅ1年経つのに人の家に対して「ただいま」と言う事に慣れない。



「2人ともありがとねぇ…」

「あ、いえ…」
冷蔵庫の前にある机に買物袋を置くと弁当を机の上に置く。

「制服ハンガーに掛けてきな」
「「はい」」


実は部屋なんて貰っちゃって―――……
本当、贅沢だよなぁ。
しかもフローリング。

「将弘ー」
「んー?」

「明日提出の意味調べのプリントあんだけど電子辞書学校に忘れたから貸してくんね?」
「あぁいいよー」






こんな日常って…すげぇ贅沢で、期待が掛かってて…。



隼人の親や、じぃちゃん夫婦にも、……すげぇ感謝してる。






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